デトロイト-トヨタ自動車 同社の稲葉吉見最高執行責任者(COO)によると、北米工場を自動車輸出の大きな源泉とし、円高の影響を緩和する。
同社は現在、北米工場で生産された自動車やトラックを韓国、サウジアラビアなど19カ国に出荷しており、1年前の1万6700台から大幅に増やすことを目指していると、米国デトロイトで開催された北米国際自動車ショーで記者団に語った。
「これは始まりにすぎません」稲葉氏は言う。
この極端な円高を利用する唯一の方法は、このドルベースからの輸出である」と述べた。
本田技研工業(株)とトヨタ また、日産自動車(株)では、2011年末にミシシッピ州にカローラ工場を開設するなど、昨年の対ドル8.3%増に対抗するため、海外生産の拡大を進めています。
トヨタの米国、カナダ、メキシコの工場からの輸出は、主に日本では構築されていないニッチ・モデルによるものである。
米州のビル・クルーガー副会長は今週のデトロイト・オートショーでのインタビューで、日産はメキシコに3つ目の自動車組立工場を増設し、同国から米国および南米への自動車輸出を増やす計画だと述べた。
日産と提携パートナーのルノーのカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)はインタビューで、メキシコでの事業拡大について数週間以内に発表する可能性があると述べた。
トヨタはすでに、カムリやアバロン・セダン、タンドラやタコマのピックアップ、シエンナ・ミニバン、セコイアのスポーツ・ユーティリティー・ビークルを中南米や中東の市場に輸出している、と稲葉氏は言う。 同社は先月、ケンタッキーで建設したカムリスを初めて韓国に出荷した。
トヨタのグローバルな流通網の規模を考えると、同社は最終的には米国の自動車メーカーよりも北米の工場からの自動車輸出を増やすことができるはずだ、とInaba氏は言う。
トヨタは、コスト削減の一環として、メキシコでの部品増産や自動車生産の拡大も検討している、と稲葉氏は言う。